なぜ、戦国あずきなの?と尋ねられます。
あずきは、昔から 身体に良いと言われてきました。
具体的には、栄養保持と解毒に役立ってきました。あずきは炭水化物で貴重なタンパク質です。ビタミンも豊富です。
さて、時は戦国。将軍(藩主)や側室の食事に毒が混じってないか、悪くなっていないかをチェックする毒見役(見は味ではない)について少々。
江戸時代の毒見法(大奥では)はこうです。食事は10人前を用意する。そのうち、2人前を毒見役に食べさせる。残りの8人前のうち2人前を付き添え人に食べさせる。最後に残った6人前で食事をする。食事は、御膳ひとつに対しひとつの小皿とする。つまり、複数の膳からひと皿ずつを選んで用心して食べる。
毒見役が口を付けてすぐに苦しみもがけば毒入りで危険だ!とわかりますが、1〜2時間経過してから毒の反応がでたのでは、とき既に遅しで毒見役としては失格です。そのため、すぐに毒を発見できるように工夫されました。
毒見役は、
1)見分ける、匂いをかぐ、舌のしびれで毒見
2)毒に反応する箸や皿(黒く変色)による毒見
3)解毒生薬を飲んで反応を見る毒見
の3重チェックを行っていました。
この3)の解毒生薬に、あずきの茹で汁、ドクダミ茶などがありました。特に、あずきの茹で汁を大量に飲むと、短時間で食べたものを吐き出しますから、それが悪かったかどうかがわかりやすく重宝したと考えられます。
最近は、からだにとって不要な毒を排出する健康法=「デトックス」が広がっていますが、あずきの茹で汁は古くからのデトックスだったようです。